ロシア十月社会主義革命一〇〇周年記念集会
プロレタリア国際主義をかかげ闘いぬこう!


 国際主義の原点――「実際の国際主義は、一つ、ただ一つしかない。すなわち、革命運動と革命闘争とを発展させるために献身的に活動すること、例外なくすべての国でこれと同じ闘争、これと同じ方針を支持し、ただそれだけを支持することである」(レーニン・一九一七年「四月テーゼ」「わが国の革命におけるプロレタリアートの任務」)。

(一)決して理想化することなく、だがブルジョワ宣伝機関やエセ知識人のたれ流す誹謗中傷や偏見を断固として排して、ロシア十月社会主義革命と二〇世紀における社会主義建設の意義について労働者の理解を助ける活動に、これからもいっそうの努力を傾ける。

(二)資本主義の現状に対する科学的認識を再建するために活動する。「資本主義の枠内での改革」のような、議会選挙と政権交代に希望を託す改良主義に有効性はない。資本がひとたび獲得した利権を簡単に手放すことはありえない。安倍晋三が(共産党と全労連からぱくった)「経済の好循環」論は、資本の「善意」にすがり、資本の許容範囲内で「パイ」の分配を促す政策であったが、結果は見てのとおり。国有化を含む独占資本に対する労働者階級の統制の実施を視野に入れた闘いを展望しないかぎり、画に描いた餅にすぎない。

(三)改憲阻止の闘いに全力を傾ける。共産党と社民党などの共闘を核に、広範な市民層を結集する方向を支持する。労働者はこの闘いの前面に立つべきである。護憲派にまで浸透する反中国・反朝鮮の排外主義的イデオロギーと断固として闘う。日本は「戦後七〇年以上にわたって戦争をしてこなかった」といった虚構を打ち破るために奮闘する。
 朝鮮戦争で日本は「一七番目」の参戦国であった。
①アメリカ帝国主義の出撃・兵站基地としての役割を担った。
②船員・鉄道関係者・旧軍人などが「国連軍」の仁川・元山上陸作戦に極秘裏に出動、前線や後方で多くの死者を出した。
③朝鮮戦争の勃発とともに間髪を入れずに違憲の再軍備(警察予備隊の創設)が強行された。

(四)「アベ政治」による「立憲主義の破壊」に対して「立憲主義の回復」が主張されている。立憲主義の制度的枠組み「権力の分立・相互牽制」がまともに機能したことがあったか? 立憲主義の破壊は何もいまに始まったことではない。日本国憲法がたどった運命を思い起こしてみるとよい。
 日本の支配階級に憲法を「押しつけた」占領当局はたちまち憲法破壊の先導者となった(公務員・公共企業体労働者からの労働基本権の超憲法的剥奪[マッカーサー書簡]、警察予備隊の創設、など)。
 日米安保体制が日本国憲法の上位に君臨している(沖縄の現実を見よ!)。時の権力によっておこなわれた解釈改憲・立法改憲によって虫食いだらけ、空洞化の極み。しかも「立憲主義の回復」を主張する当事者が認めるとおり、それは日本にかぎったことではなく、「非立憲的な政治」は「世界で拡散中」である(二〇一六年五月四日『朝日』「憲法を考える 立憲vs非立憲」下、中野晃一発言)。
 「プロレタリア独裁」というと、言葉の響きだけで生理的拒絶反応を起こす人が大多数であろうが、資本主義は「議会制民主主義」の形態をとろうが「ファシズム」形態をとろうが、「ブルジョワ独裁」であることに変わりはない。
 選挙で一票を投ずることが主権の行使であるかのように偽装する「形式民主主義」を乗り越える構想を持つべきである。

(五)どんな社会であろうと、生産活動に従事する労働者がその社会を支えている。資本主義社会では、資本家はその上前をはねる収奪者であり、寄生者である。だが、社会の収奪者であり寄生者である資本家がこの社会を支配している。
 闘いの主戦場は資本と賃労働が対立する職場・生産点にあり、「国会前」にあるわけではない。闘いの目標は、労働者の労働組合への組織化、ストライキ権の実質的回復、職場・生産点における資本に対する統制権の確立にある。ロシアにおいて「ソビエト」は労働者のストライキ闘争の発展から生まれた。いかに困難があろうと、この課題から目を背けることはできない。【山下勇男】

(『思想運動』1014号 2018年1月1日-15日号